技能実習生と3年目のミーティンク゛を開催
21年1月より実習を開始したグループとの三年目のミーティングを行いました。昨今のコロナ禍を鑑みて、これまでのミーティング同様に、SNSアプリを使ったオンライン会議として開催しました。
前回の会議以降、実習先施設では、職員の家族がコロナを発症したことで出勤人数が慢性的に不足するなどコロナ禍の影響が続いています。幸いなことに施設内ではいずれもコロナの発生はありません。しかし油断せずに消毒、手洗い、マスクをつけることが大切です。まだまだ冬の間はコロナの流行が続くため、まずは自身が感染しないように、施設での再流行とならないように対策を徹底するように重ねて指導しました。
実習期間2年目が修了しました。三年目に入り家族と離れた日本での生活が続くことで実習生も少し寂しさを感じているかも知れません。日本の生活にも十分になれて、中国の家族を懐かしくも思うこの時期は一層、法律や会社の規則、監理団体、地域のルールの遵守が求められます。ルールを守ったうえでコロナ禍が過ぎた後のことについても説明をおこないました。
ミーティングの内容は以下の通りです。
@ これまでの反省と実習企業側の反応についての報告
A 組合と実習企業からの生活指導の遵守を徹底すること
B 個人のコロナへの徹底防疫を行うことの説明と激励
C 技能実習3年目に伴う実習先企業、施設での自身の立場と役割についての説明
D ルールを守ったうえでの自由、実習生としての必要な機構への報告などについて再説明
E 日本語の学習について、一言日誌と週間報告書の提出を確実に行うことへの説明
F 日本語能力3級合格に伴い日本語学習内容をロールプレイと会話に変更することの説明
G 監理団体としての組合のサポート内容について、他の監理団体とは大きく違うもので一部負担を感じるかもしれないが必要であることを再説明
H 新型コロナの5類変更に伴うコロナ禍後の生活の変化について説明
I 新型コロナの5類変更後の一時帰国について相談受付を開始することを説明
@ABに関しては前回と同じく監理団体としての方針と業務連絡としての内容が濃いものでした。ミーティング時は10年に一度の大寒波直後のため、特に体調管理については密に指示を行っていましたが、かさねて体調不良や発熱でもコロナ対応が必要となる可能性が有ることと寒さ対策を含め体調管理に努めることを説明しました。
施設内でのコロナ発生は押えられているため、油断せずにコロナ対策を継続していくことの必要性についてあらためて説明しました。
CDEは前回と同じく初心を忘れずに遵法精神とはなにかを自身でも考えて実行するように言及しました。3年目になり、後輩社員の入社や留学生、新たな技能実習生の受入などで作業の形が変化することも考えられます。初心を忘れることがないように説明しました。
FGは今後の日本語のサポート体制についての説明です。3級合格後の日本語能力については企業様からの依頼に基づいて、会話練習とロールプレイを中心に補習を行います。
実習生の希望があれば日本語能力2級合格に向けての教材紹介、解説や発音、聴解などのサポート、申込手続などを手伝う旨を伝えました。一言日誌と週間報告書などは日本語の上達を考えてのサポートなのでしっかりと頑張って現場での評価につなげて欲しいです。
HIは今後のコロナの扱いについて説明を行いました。これまでは介護という職業上、会社からの厳しい移動制限や自粛を求められていました。5類に変更がほぼ決まったとしても、現状はコロナ禍の只中です。引き続き自粛と会社からの指示に従うことを求めました。
5類に変更された後、会社との協議、確認を経てから中国への一時帰国や、休日の実習生たちの外出について相談を受けることとします。実習期間内のため一般的な観光旅行日程同様の一時帰国と考えております。
コロナ禍が長引く中、十年に一度の大寒波やスタッフの不足問題もあり、さらに体調に気を配る必要が有ります。不要不急の外出や友人同士での直接交流はできるだけ避けるようにと指導しております。
今冬の直接交流企画は中止いたしましたが、春以降には何らかの屋外活動が出来ればと考えております。
三年間の技能実習も二年目が終わり、それぞれの介護施設での立場も変化が生じるころです。日本での生活にも余裕ができて様々な欲が出る様になっていると思われます。
実習生のみなさんは全員日本語能力3級以上となりましたが、なお一層の日本語能力の向上と、高い遵法意識を持って利用者様に接して、後輩となる職員、他の技能実習生の手本となるような介護技術と日本語能力を身につけていただきたいです。
自らが会社、施設の代表であるとの自覚を持って、利用者様とご家族様、地域社会のみなさまとのつながりを意識して人としての本領を発揮することを願っております。